★周年記念キャンペーンのお知らせ&今月の言葉「蛍雪の功」(健太)

3月5日、スパーダはオープンして5年の誕生日を迎えました!
日頃のご愛顧に感謝を込めて、SPADAGメンバーズ・メール会員、LINE会員の方向けに周年記念キャンペーンを実施いたします!

Gメンバーズ会員の方は、配信済みの「SPADAジャーナル2021年3月号」をご覧くださいね👀

また、新たにご入会いただいたお客さまは、ご入会いただいた日からキャンペーンをご利用いただけますので、この機会にぜひご入会ください!
キャンペーンは4月23日(金)まで、キャンペーンの詳細はご入会の際にお送りするご案内をご覧くださいませ(^^)

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新型コロナウイルスの感染拡大により、私たちを取り巻く社会環境が一変して1年が経ちました。
病気に対する恐怖はもちろん、景気や経済状況の落ち込みだけではなく、人と接することが制限されることによるストレスなどを経験し、身体と心、両方の健康が何よりも大切であることに改めて気づかされた1年となったのではないでしょうか。

当初は「未知のウイルス」だったものも解明が進み、またワクチンの接種も始まったことで、長いトンネルの先の方に小さな光が見えだしてきたように思います。
何気ない日常に戻るにはまだまだ時間はかかりそうですが、希望の光を手に入れるまで、あきらめずに、励まし合いながら、一歩ずつ前に進んでいきたいですね。

 

2021年も、はや2か月が過ぎました。
3月は別れの季節・・・そう、卒業式のシーズンです。

皆さんは、卒業ソングと言えば何を思い出しますか?

私は「仰げば尊し」ですとか、中学を卒業する前に音楽の時間に歌った「贈る言葉」や「夢をあきらめないで」、新しめの曲ですと「3月9日」(もう17年前の曲・・・)などを思いつきますが、私が大学を卒業したのはかれこれ20年ほど前の話。
毎年のように多くの卒業ソングがリリースされ、思い出に残る卒業ソングは時代や地域、人によってさまざまですね。

さて今回は、とある有名な卒業ソングにちなんだ故事成語をご紹介します。

 

「蛍雪の功」

 

「けいせつのこう」と読み、「大変な苦労をして学問に励むこと」と、「その結果得た成果」という意味があります。
この言葉は、4世紀の中国・晋の時代、朝廷に仕えていた二人の青年、車 胤(しゃ いん)と孫 康(そん こう)の話が元となっています。

車胤と孫康はそれぞれ学者で、貧しい家庭に生まれ育ちました。
官吏(役人)になるために勉強に励む2人でしたが、火を灯すための油を買う余裕もありませんでした。

そこで、車胤は夏の間、絹の袋に数十匹の蛍を集め、その光で照らして本を読みました。
一方の孫康は、冬になるとあえて寒い窓際に机を置き、雪で反射した光で勉強をしました。

蛍の光や雪明かりを利用する発想もすごいですが、そこまでして勉学に励む気持ちは並大抵のことではなく、血がにじむような努力を続けた様子がうかがえますね。
こうした努力が実を結び、2人は共に上級官僚へと立身出世をしていきました。

車胤の蛍、そして孫康の雪、このふたつの故事を組み合わせて「蛍雪」という言葉ができました。
また、「車胤聚蛍(しゃいんしゅうけい)」「孫康映雪(そんこうえいせつ)」「車蛍孫雪(しゃけいそんせつ)」などといった、2人の名前と蛍雪を組み合わせた言葉もあり、これらは全て「苦学に励むこと」という意味があります。

 

では、ここで問題です!

この「蛍雪の功」が元になった卒業ソングとは、いったい何でしょう!?

・・

・・・

 

上の文章にもう答えが出ていますね。

そうです、「蛍の光」です!

今ではスーパーやゲームセンター等で閉店のメロディとしておなじみの蛍の光ですが、実はこの曲、スコットランドの民謡「オールド・ラング・サイン」という曲が元になっています。
去年1月、欧州議会でイギリスのEU離脱協定案が可決された際に、議員の方たちが総立ちになってこの歌を歌ったため、日本では「なぜ蛍の光が・・・?」と話題になりました。

明治時代、この曲に「蛍雪の功」を取り入れた日本語の歌詞を付け、完成当時は蛍の光ではなく「螢(ほたる)」というタイトルで発表され、1番から4番まであります。

1番の歌詞はだいたいの人がなんとなく知っていると思いますが、数年にわたって共に学んだ友人たちとの別れを惜しむ内容となっています。
ところが、3番4番は「お国のために尽くして働こう」という、友情とはかけ離れた内容になっており、戦後は3番以降は徐々に歌われなくなっていきました。

 

さて、ここでもうひとつ問題です!

蛍の光を歌ってみてください。
それから、閉店の際に流れる蛍の光のメロディを思い出してください。

何か違うことに気づきましたか!?

 

「蛍の光」は4拍子なのに対し、閉店のメロディは3拍子なんですね!
実はこの閉店のメロディ、厳密にいうと「蛍の光」ではなく、「別れのワルツ」という曲なんです。

「それって、『蛍の光』を3拍子にしただけでしょ?」って、思いますよね?
ところがそういうわけでもないのです。

1949年に日本で公開されたアメリカの映画「哀愁」の中で、「オールド・ラング・サイン」を3拍子にアレンジした曲が使われました。
ところがこの3拍子の曲には原盤がなかったので、日本でアレンジした曲が完成し、「別れのワルツ」のタイトルでレコード化されたそうです。
つまり、「別れのワルツ」は「蛍の光」が元になったのではなく、「蛍の光」も「別れのワルツ」も、「オールド・ラング・サイン」から派生した曲なんですね。

この「哀愁」という映画ですが、第一次世界大戦中のロンドンで出会った、派兵されるイギリス軍将校・ロイと、バレエのダンサー・マイラの、悲しく切ないラブストーリーです。
生演奏が流れるレストランで食事をした後、「次が最後の曲になります」とアナウンスをして演奏されたのが、3拍子のオールド・ラング・サインでした。
この曲に合わせながら、ロイとマイラは「もう会うことはできないかもしれない」と感じながら、身を寄せ合ってダンスを踊るのでした。

戦争に翻弄され、マイラが悲劇的な最期を遂げるストーリーはもちろん、音楽も印象に残る作品なのですが、このレストランで閉店前の最後に演奏された曲がのちに「別れのワルツ」として発表されたことから、閉店前のBGMとして定着していくようになったようです。
日本でリリースされた「別れのワルツ」ですが、今では世界中に広まっているそうですよ。

 

出会いがあれば、必ず別れがあります。
別れは悲しい出来事ですが、出会いがあるからこそ、すばらしい人生を歩いていけます。
人生の最期を迎えるときに、「この人に出会えて本当に良かったな」と思ってもらえるような人間関係を築きたいですね。

すばらしい出会いに溢れる世界が、1日も早く取り戻されることを願っています。